konohitoga himiko (Japanese Edition)

Description

丹後の籠(この)神社宮司家に伝わる、『勘注系図』という系図がある。最奥之秘記として千年以上、長きにわたり隠し続けられてきた系図である。その系図に登場する、天火明尊(あめのほあかりのみこと)六世孫、宇那比姫命(うなびひめのみこと)こそ卑弥呼なのである。
【目次】

この人が卑弥呼

第1章 最奥之秘記に卑弥呼を見る
1 『勘注系図』という最奥之秘記
2 『勘注系図』とはどんな系図か
3 大倭姫という大和朝廷の女王
4 同じ系譜を伝える尾張氏系譜
5 もう一人の大倭姫

第2章 驚きの和邇氏系譜
1 卑弥呼には夫が有った
2 卑弥呼の遺品
3 男弟は孝安天皇

第3章 出土した卑弥呼の王宮
1 秋津嶋宮の場所
2 伝説の場所から出土した特異な建物群
3 建物の炭素年代測定値
4 多孔銅鏃と同時代の東海系土器
5 竪穴建物が方形区画施設を切り崩す
6 年代推定には矛盾がある
7 各地から持ち込まれた土器
8 葛城が『日本書紀』に登場するのは古墳時代より前

第4章 実在する径百余歩の円墳
1 孝安が葬られた山に存在する径百余歩の尾根
2 尾根全体が墓域
3 古墳の年代
4 玉手山は孝安が葬られた山
5 孝安の墓
6 遺跡探査に有効な航空写真
7 掖上池心宮の場所

第5章 系譜は信じられるか
1 物部氏系譜の検証
2 実在した欠史八代の天皇
第6章 卑弥呼の系譜
1 卑弥呼の系譜
2 始祖天火明命
3 母親の出自
4 卑弥呼の兄建田背命
5 もう一人の兄建多乎利の墓
6 尾張氏と葛城氏
7 辞を傅え出入りした男子

第7章 二つの中国史書
1 『後漢書倭伝』は『魏志倭人伝』からの派生ではない
2 記述の範囲から分かる原典の違い
3 同じ文章はまったく無い
4 こんなに違う冒頭の記述
5 対象にした時代の違い

第8章 卑弥呼擁立に至る倭国大乱
1 中国史書が記す倭国の歴史
2 倭国大乱に陥る前の倭国王
3 倭国大乱の時期

第9章 系譜で読み解く『魏志倭人伝』
1 邪馬台国四人の高官
2 台与擁立に至る前の男王
3 台与擁立に関わった人物
4 台与擁立の戦いの遺構
5 遣使となった人たち
6 狗奴国と戦った梨迹臣
7 倭国大乱の勢力地図
8 物部王権の誕生
9 台与の子供彦湯産隅
10 彦湯産隅の墓

第10章 かけがえのない歴史遺産
1 纒向は卑弥呼の王都か
2 初期大和朝廷の宮の場所
3 秋津嶋宮という不思議な名
4 考古学だけでは絶対解らない
5 卑弥呼の王都を探り当てたのは文字資料
6 重要性は吉野ヶ里の比ではない
7 調査を続けるべきである
8 立証するのは径百余歩の卑弥呼の墓
終章 『勘注系図』は何を隠そうとしたのか
1 二人の女王の存在を知っていた
2 系譜成立の経緯
3 海部氏の歴史
5 存亡の危機の中で作成された系図

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